エステ等でも"レーザー脱毛"と称して宣伝しているところがあるようですが、これは医療機関が行う医療レーザー脱毛とは異なるものです。
医療機関以外のエステなどで使用されるレーザーは出力が弱く、医療レーザー脱毛のような優れた効果をあげることは相当難しいと言えます。
ヒアルロン酸注入は、体内に入れることで、溝を埋めたり、シワを目立たなくさせる治療なので、ほうれい線など通常の状態で現れているシワの治療等に向いています。
一方、ボトックスは、ボツリヌス菌から作られたタンパク質の一種で、筋肉の働きを弱める効果がありますので、目尻や眉間のシワなど、筋肉の動きや表情の変化によって現れる「表情シワ」の解消に向いています。
注入されたヒアルロン酸は、徐々に体内で吸収されていきます。
ヒアルロン酸注入の効果が持続する期間は、個人差、注入部位、注入剤の種類によっても異なりますが、おおよそ6カ月から1年程度です。
ヒアルロン酸は、最終的には、完全に分解・吸収されることから、継続的な注入処置が必要となります。
ボトックスは、シワの寄る筋肉に注入して、シワが寄りにくくする働きがあります。
ボトックスの効果は、6カ月ほどですので、もし気に入らない場合も、時間の経過とともに元に戻ります。
ボトックス治療は、注射だけの施術ですので、副作用の心配もなく、手軽に受けられます。
一方で、ボトックスの効果は永続的でないため、患者様には定期的に施術を受けて頂く必要が生じます。
「ボトックス」とはアメリカ・アラガン社製の『A型ボツリヌス菌毒素製剤』の製品名のことです。
「ボツリヌス・トキシン」は、「Aボツリヌス菌毒素」を使った治療の総称です。
「Aボツリヌス菌毒素製剤」として知られているのは、米国アラガン社製『ボトックス』と英国イプセン社製『ディスポート』の2種類の製品で、シワの治療やフェイスラインの治療、多汗症の治療などに広く用いられています。
他にも韓国Medy-Tox社製「ニューロノックスや」中国製の『肉毒毒素・BTXA』等があります。